『私と技術書』トークセッションに行ってきた(伊藤直也さん@ジュンク堂梅田店)
2008/08/23 23:44 posted by kunkichi
今日はジュンク堂で伊藤直也さん@はてなの『サーバ/インフラを支える技術』刊行記念のトークセッションに行ってきました。
テーマは『私と技術書』ということで、自分より上のレベルのエンジニアがこれまでどういう本を読んできて現在に至るかというのは、1エンジニアとしては、それに追いつくためにはどうすればよいか?より高いレベルに到達するためにどうすればよいか?ということを考える上で、非常に参考になると思う。
ということで、多分あとで資料はアップされるだろうとは思うのだけど、自分なりのまとめ&感想。
- 本を読む目的
- 知識を得ることだけでなく、その本テーマについて「考え」を巡らせること。
- 本を読むことの成功体験
- 受験で何度も参考書を読んで大学合格した。
- 同じ本を何度も読むことで読むたびに発見があった。
- プログラミングを学ぶ
- Webで独学、いきなりソース読む、ポインタやオブジェクト指向
→挫折。 - ちゃんと本を読んで勉強。
- 1冊のPerl本が全ての始まり
- Webで独学、いきなりソース読む、ポインタやオブジェクト指向
- 本質的な書籍
- 繰り返し読むことで深い知識を得ることができる
- 自分の成長と同時に本の成長を感じることができる。すなわち新しい発見
- 成功体験2
- 読書の成果をblogにアップ
- 宮川達彦氏から声がかかる
- Shibuya.pmで講演
- その評判からISPでブログサービスの立ち上げをまかされる
- 本を書く
- はてなから声がかかる
- 成功体験3
- はてなでインフラ。サーバダウンなどの障害。
- 自分に足りない知識に気づく
→ローレイヤーの知識 - カーネルソースを読むなどして対処(この辺は前のセミナーでもあったので省略)
- 「陳腐化しない確かな技術」が大事
- より「本質的」なものに対する理解
- 最近
- 計算機科学
→大きな革新を起こすため。 - 科学には数学が必要。でも苦手。
- 学問の理解を助けるのは背景。
→数学が理解できるようになっていく。 - そして科学が理解できるようになっていく
- 憧れの世界へ手が届くレベルへ。
- 本質的な理解が大事
- 計算機科学
- エンジニアにとっての本を読むことのモチベーション
- 継続的な学習
- 「この道でやっていく」という覚悟
- 自分に足りない部分を見つける
- 人に会う
- 会うだけで満足することに注意
- 嫉妬・僻みをコントロールする
- 仕事で困難にぶつかる
- 人に会う
- 学習することの困難
- 満たされない承認欲求
- 高度すぎて誰もついて来れない。認めてもらえない。
- 孤独を愛する必要がある
- 何かを犠牲にする必要。趣味とか。
- 満たされない承認欲求
あー、勉強にはやっぱり王道はなくて、こつこつ、すこしづつやっていくのが結局正解なんだよね。ものすごく当たり前のことだけど、理想の自分になるために自分に足りないものを考えるとその道の遠さに挫折することの方が多い。でも、「この道で食っていくんだ!」「この世界に何かを残すんだ!」という強い意志と、日々のたゆまぬ努力、この二つがあれば、それは「不可能」ではないんだよね。やっぱり「男気」が大事だと再認識。
あと、「満たされない承認欲求」というのは、個人的にはものすごく衝撃的だったな。この業界は技術力がモノをいう反面、経営・営業サイドからすればやっぱりそれはどうでもよいことであって、なかなかこちらの言い分が認められないことは多々ある。それは土俵が違うのだからしょうがないことであって、素人にもわかるように説明できない自分の落ち度だと思ってるので納得もできる。でも同じエンジニア同士であっても、レベルの差や個々の思いの差でなかなか理解してもらえないのは、正直つらいと思うことが多々ある。と偉そうなことをいってますが、僕のレベルなんてまだまだ知れてるレベルだから、もっと勉強してこういうことを偉そうに言ってみたい、爆
でも、ちょうど今読んでいる「チーム力」の本とも少し重なる部分があって、自分のやっていることが理解されないことは多々あるのかもしれないけど、個々の考えや理想が違うということを理解した上で、それぞれの考えや理想を踏まえたモチベーションのあげ方とか、そういう部分で協調することによって、全体の技術力を上げることは可能だと信じたいな。今日の話の中でも「成功体験」というのはとても重要だということがわかったし、こういう成功体験をチーム内で各自が体験できるような方向にもっていけば、強くて技術力のあるチームを作ることは「不可能」ではないはず。
こういう風に、人の話が本の内容とリンクすることもまた読書の醍醐味だね、とまとめてみました(笑)





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